”肩こりを解消したい”

デスクワークをしている人や、普段から慢性的肩こりに悩まされている人が一度は考える事だと思います。

ですが、端的に”肩こりを解消したい“と考えていても自分が何故肩こりになっているのかを理解していないと根本的な解決には繋がりません。
かの有名な孫子の兵法では

”彼を知り己を知れば百戦殆うからず“

とあります。
これは肩こりにも当てはまります。

  • そもそも肩こりとは何なのか?
  • 肩こりを引き起こしているものとは?
  • 自分の肩こりとは何が原因なのか?

漠然と【肩こり】と言っていますが、実際シンプルに『肩こりって何?』という質問をされるとちゃんと答えられる人は少ないと思います。しかし、それを答えられ無ければ相手を知らないという事ですので、見えない敵と戦い続けなければいけません。

今日は”肩こりの解消“のために、仕組みやメカニズム、引き起こしている筋肉などについてご説明していきたいと思います。

既に肩こりに関してのメカニズムは理解しているよ〜
自分がどれくらい肩こりひどいか知りたいだけ!というあなた
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肩こりの仕組み

”肩こりって何?“

というシンプルな質問に対して、特に理論立て言わない説明方法としては

”筋肉のこわばり、肩関節のかたさ、姿勢の悪さからくるコリ“

こんな感じで説明して終わりになります。
しかしこれではあまりに不親切。と言う事でもう少しかいつまんで細かく見ていきましょう。

”コリ“って一体どういう状態?

『肩こりがひどくて何もしたくない』『首肩こりがひどくなると頭痛まで出てくる』『頭痛薬が手放せないの…』などなど、こんな経験ある人や、こんな悩みを口にしている人を見かけたことはあると思います。

当院で施術を受けられる方にも、肩こりがひどくなると頭痛になる。頭痛薬は常備している。ひどくなる前に施術を受けるようにしている。などなど。

中には合う度に肩こりがひどくて…とか
背中が痛くて…とか

私が鍼灸マッサージ師と言う事を知っている人は、挨拶のごとく私に言ってきます。(もちろんプロなのでお金をもらわないと施術はしません。)

”コリ“とは簡単に言えば『筋肉がこわばった状態』の事を言います。

首や肩には、下の図にあるように表面上の大きな筋肉に加えて、その下にはとても細かい筋肉がたくさん存在しています。これらが連携し上手く動く、働く、機能することにより頭を支えています。

前から見た図と後ろから見た図で、首・肩こりに関連深い筋肉を色づけしています。首や肩そのものだけでなく、前側は胸の筋肉も、後ろ側は肩甲骨の間の筋肉から背中まで伸びている大きな筋肉にも影響が出てきます。

首や肩周辺のこれらの筋肉が様々な原因で疲労してこわばると、首・肩のこりが起こります。
では、何故筋肉がこわばると”コリ“になるのでしょうか。

こわばりからコリが起こるメカニズム

慢性化しているコリは、主に筋肉の緊張が原因です。

同じ姿勢を続けていたり、筋肉を使いすぎていたり、逆に運動不足で使わないでいたりすると、筋肉は緊張して固くなります。

運動不足でも緊張するの?と思われる方もいるかもしれません。

輪ゴムで考えていただけると、常日頃使っていた輪ゴムは経年劣化できれる事があると思います。逆に数ヶ月使わないでいた輪ゴムをいざ使おうとしたときに、いきなり切れた記憶ありませんか?

筋肉もあれと同じで日頃から使われる事で柔軟性を維持できている部分があります。

筋肉が緊張して固くなると、次は筋肉無いの血行が悪くなり、乳酸などの疲労物質が溜まっていきます。
疲労物質が溜まることでさらに筋肉は固くなりこわばっていきます。

これが”コリ“の正体と言えます。

多くの人が、コリが起こるとあまり体を動かさなくなります。しかし、体を動かさない期間が長ければ長いほどさらにコリが強くなってしまい、そうやって染み付いた強いコリは一筋縄では解消出来ないほど深刻なものになっている事が多いです。

筋肉が緊張して固くなる
筋肉の中の血行がわるくなる
筋肉の中に疲労物質が溜まる
筋肉がさらにかたくなる
筋肉を使わなくなる
コリが慢性化する

肩関節の硬さと肩こり

コリ・こわばりとは=筋肉の緊張

という事は理解していただけたと思います。ただ、コリは筋肉だけの問題では無く『関節の硬さ』も関係しています。特に言われるのは肩関節。いわゆる【肩】と言われているところですね。

その次に私が重要視しているのが”肩甲骨の柔軟性“
肩甲骨と言っても、肩甲骨単体の動きの事ではなく、腕の骨と肩甲骨が連動して肩関節の動きを作っている事を重要視しています。

専門的用語で言うと”肩甲上腕リズム“と呼ばれます。

肩関節は人体の中で最大級の可動域(=動く範囲)を持つ関節です。肘や膝は曲げるか、伸ばすかの2方向、股関節も動く方向は多いですが、動く範囲では肩関節の方が大きいと言えるでしょう。

本来大きく動く範囲があるこの関節が動かなく、または動けなくなったらどうなるでしょうか?

特に四十肩・五十肩と言われる40代頃になると肩が動きづらくなる症状。
40代を過ぎると”関節が老化していきます“

【関節が老化】という事はあまり聞き慣れないかもしれませんが、骨と骨とで構成されている関節はその表面に滑りをよくする滑剤のような組織を含んでいたり、間にクッションとなる軟部組織を含んでいたりします。

それらが加齢とともに機能が落ちてきます。滑剤の役割をする組織は、滑りが悪くなります。クッション組織はそのクッション性が落ちてきます。そういった今まで無かった刺激が加えられる事が関節の老化では起こります。

そして、その状態で無理に動かしたり、使うことが多かったりするとダメージを蓄積していきます。ダメージが蓄積されていき、どこかのタイミングで”痛み“として認識され、痛みが出てくると痛くならないように動かさなくなります。

そして動かさなくなると関節自体が固まり、固まった関節を再度動かそうとしたときにはまた既に痛みが出てくる状態になっており動かすのがつらい状態になっています。

姿勢の悪さが首肩こりを招く

首・肩こりの原因で、忘れてはならないのが姿勢の問題です。

”それは分かっているんだけど…“

そう思われる方がとても多いと思います。姿勢を良くしようと逆に無理な姿勢を取るような状態になり、余計に腰などを痛めてしまう人が多いです。そうならないために、背骨の構造も知っておく必要があります。

私たちの体は、脊柱(背骨)によって支えられています。脊柱を横から見ると、首のところで前に少しカーブし、背中で後ろにカーブ、腰で再び前にカーブするのが本来の姿です。

『猫背が気になって…』

と背中の生理的カーブすら無理矢理解消しようとする姿勢を取る人が多くそういった人ほど腰を痛めたり、肩こりがひどかったりします。

2本足でバランスを保って立つにはこの”生理的湾曲“が必要不可欠なのです。

姿勢が悪かったり、正しい姿勢を取ろうと間違った姿勢を取ったりして、このカーブが崩れてしまうとどこか一部にストレスが掛かったり、その周りの神経が刺激されて、首・肩こり・腰痛などが引き起こされます。

まとめ

デスクワークで同じ姿勢を取ると何故肩こりになるのか。
何故肩こりが出ても安静にするのでは無くあえて運動をすべきなのか。

それは筋肉に刺激が入らない状態が一番体に悪いから。それを分かっていただけたでしょうか。時間が無い…。もちろんそう思われる方が多いと思います。

しっかり時間を取って運動をしなければならない。というわけではありません。

例えば、お風呂で少しシャワーを浴びているときに肩を肩甲骨から動かすとか、エレベーター、エスカレーターを使わないで敢えて階段で上るとか。そういったちょっとした事でも問題ありません。

そのちょっとした事の積み重ねが、体を悪くも良くもしていきます。

これは整体でも同じで、痛みにフォーカスしていると、常に痛いなぁ痛いなぁとネガティブになります(ひどい症状ほど一回で痛みは取れません。)

しかし、良くなった方にフォーカスすると”さっきまで出来なかったのが出来るようになった“と前向きに考えられます。その積み重ねが施術の積み重ねになります。私の施術も一回でとにかく治して欲しい。とりあえず、施術してくれれば良い。そういった人は残念ながらお断りさせていただいています。

もし、お体のケアに本気で望みたいのであれば是非一度ご連絡ください。

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